闘技場でランクアップを目指すことが主軸の街シナリオです。



街角のカフェでおやつを食べるPCのきゃっきゃうふふとか、いろいろ過去があるらしいNPCのきゃっきゃうふふとか、ないです。
あるのは闘技場と修練場と酒場！　オンリー！
硬派！
抱いて！

メインとなる闘技場はコロシアム風の舞台。
「シングルス」「ダブルス」「チームマッチ」それぞれの戦いに挑み、昇格を目指します。
とにかく対戦相手の強さ、戦法の面白さがすごい。
きっちり戦略整えていかないと追い詰められるバランスが絶妙です。

試合時の司会のお兄さんの台詞回しがたまらん。


プロレスの入場シーンみたいなちょっと芝居がかったセリフ回しで盛り上げてくれる。テンション上がる。
バキの入場シーンのテンプレとかが好きな人にはオススメ。


闘技場の客と司会のお兄さんのやり取りが、荒くれ者の集う街の雰囲気を程よい存在感で演出してます。


技能を販売してくれる修練場も、スキルが幅広く充実。
総技能数146枚。なにそれおおい


どれも使いやすくて画像もカッコイイ。
銃や戦術、盾術なんて変わったものもあります。
戦術とかかっこいいから是非使いたい……
お気に入りは盾術の「盾打ち」。きゃーノインさーん。



シナリオ製作者飛魚さんのお店シナリオはどれも大好きです。
使いやすくてシンプル、硬派。
「アークライト傭兵団」「東方武術もんじゅ」あたりもオススメ。
「律法の管理人」は代行者・異端狩り設定の景さんが大変お世話になってます。
平和思考じゃなくても使える攻撃系聖北技能って貴重だよね！！！

とある街で宿の親父からの依頼を終えて一息つく冒険者たち。



ふと立ち寄った美術館で、不可解な事象に巻き込まれ……という筋書きです。




地の文やBGM、効果音など、演出がすごくきっちり練りこまれてるなぁとい う印象。
情報カードと設定ウィンドウもこまめにチェックするとより楽しい。特にNPC名とか。



ぐいぐいと作者さんの世界に引き込まれる 良質ホラーです。
シナリオ構造自体が重要なトリックとなっているため、何書いてもネタバレになっちゃう気がする。
控えめな感想と言うのは難しいのう。





ちなみにリドルは解けませんでした。くそう。







怖いこと言う。
アリアン　これで豪傑型なんだ……やたら酒を飲みたがるんだ……





なんか可愛い言い回し。





ちなみに一番怖かったこと。
プレイ終了して閉じようとしたらパソコンが不可解な音を立てて 止まった。

ウィルスバスターさんの定期スキャンに心臓握りつぶされた深夜3時。

シナリオ自体はかなり短い、一本道の読み物です。
指定したキャラクターの一人称視点で進むのですが、丁寧で雰囲気のある文章がすごくいい。
PCを「口調＋一人称」で細かく設定できるシステムなので、PCのイメージが崩れることなく文章に没頭できます。




パーティーの役割も、OP前に手動設定可能。
「リーダー（主人公、プレイヤーの視点）」「魔術師」「聖職者」「盗賊」「フリー（その他）」で割り振ります。
リーダー：航、魔術師：シグ、聖職者：景、盗賊：アリアンでプレイ。



思い悩みながらも飛び込む航。いかにも。



さすが魔術師冷静。



盗賊さんのやや酷な感じがいいです。



そして聖職者頑張った！！！！　わたし聖職者のこれ系のセリフ大好きありがとう！！！


それぞれのスタンスにあったセリフ回しが、プロの冒険者っぽくてすごく素敵でした。
作者さんは文章書きなんだろうか。



特に魔術師役のカッコよさがすごい。たぶんこの作者さんが書きやすいんだろうな。
ちょっとクールな感じの人を置くとなおよいです。



読み物系はついだるくなってしまうんですが、
PC主体の文章と、PCのイメージをぴったり再現できるシステムのおかげで全然嫌な感じがしませんでした。
イメージが合えば何度でも見たくなる。

魔術師と聖職者の台詞回しがあまりにカッコよかったんでつい絶賛してしまった。
読み物系ではかなりのオススメです。

うっかり拾ったゾンビの手を気に入ってしまう左端の人、
「そんなもの捨ててらっしゃい！！！」とキレるその他全員。
さてどうしよう、と街を歩き回るシナリオです。
が。



こういうことを言い出すから困る。
いや困らない。もっとやれ。

ひたすら変てこな一人と突っ込みながら付き合うパーティ、そして軒並みおかしな街の人たち。

捨て方にかなりのパターンと判定の成否による分岐があって何度でも楽しめます。
個人的に一番ツボなのは賢者の塔に加担するルート。数回リトライして爆破した。



仕掛けの設置に失敗してやる気なく戻ってくるシグさん。



君の言うことは正しい。



謎の感動。
シュールなギャグにひたすら爆笑しながら進めてました。